10月2日に行われたジャニーズ記者会見にて、特定の記者を指名しないようにする「記者指名NGリスト」というものが作成されていたことが報じられました。
そのリストには6人の記者の名前が載っていたそうです。
今回は、
- ジャニーズ会見NG記者6人は誰なのか
- どこから流出したのか
- 作成した会社はどこなのか
について解説していきます。
ジャニーズ会見NGリスト6人って誰?
ジャニーズ事務所の記者会見に持ち込まれた「記者NGリスト」。
その「NG記者リスト」には6人の名前が書かれていたそうです。
参照:X
この報道に対して、ジャニーズ事務所は作成の関与を一切否定されていました。
世間からは、信じられない・関与していたという声が大きかったのですが、 「NG記者リスト」を作成したとされるコンサル会社が、会見を円滑を進めるために作成し、ジャニーズ事務所は関与していないと公表されました。
朝から大きなニュースとなりましたが、NG記者リストに載っていた6人の記者とは誰なのでしょうか。
1人ずつみていきたいと思います。
ジャニーズ会見NGリスト1人目:望月衣塑子
参照:X
ジャニーズ会見NGリスト1人目は、東京新聞社・望月衣塑子さんです。
スポニチによると、コンサルティング会社が持参していた極秘リストを入手したそうで、
東京新聞記者の望月衣塑子氏や世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題の追及で知られるジャーナリスト鈴木エイト氏ら、挙手し続けながら指名されなかった記者の名前があった。
参照:スポニチ
と、報じていました。
望月衣塑子さんといえば、記者会見での数々の言動から、「記者の質問」「記者のレベル」「ルール無視」「女性記者」というキーワードがトレンド入りするほど、注目を集めました。
望月さんは自身のX(旧:ツイッター)にて、
司会者の元NHK ・松本和也氏は明らかに発言者を選別しており、鈴木エイト氏や尾形編集長、私など特定の記者とは目があっても、当てることはありませんでした
参照:X
と発信されています。
9月に行われた記者会見でも厳しい質問にて、注目を集めた望月さんですから、要注意人物としてリスト入りしたのかもしれませんね。
ジャニーズ会見NGリスト2人目:鈴木エイト
参照;X
ジャニーズ会見NGリスト2人目は、ジャーナリスト・鈴木エイトさんです。
鈴木エイトさんも望月さんと同じく、スポニチが入手したNGリストに掲載されていたことが報じられています。
スポニチの取材に対して、鈴木さんは
「こんな大きな事務所のNGリストに入れてもらえたことは光栄です。それだけ聞かれたくない質問をする人だと思われたということですから」
参照:スポニチ
と、話しています。
10月2日の記者会見では、司会者と目が合いながらも、最後まで指名されることはありませんでした。
NHKが報じたジャニーズ事務所会見での指名NGリスト『NG記者』
最初に見た時の印象通り、やはり右上の写真が私だったようだ。#ジャニーズ事務所記者会見 #ジャニーズ事務所会見 #鈴木エイト pic.twitter.com/caB8Kkwmcw
— 鈴木エイト ジャーナリスト/作家『「山上徹也」とは何者だったのか』(講談社+α新書) (@cult_and_fraud) October 5, 2023
厳しい質問されることが恐れ、コンサル会社がNGリストに追加した可能性は高そうですね。
ジャニーズ会見NGリスト3人目:尾形聡彦
参照:X
ジャニーズ会見NGリスト3人目は、尾形聡彦さんです。
「NG記者リスト」に実際に名前が入っていたについては報道されていませんが、最前列の真ん中で手を挙げているにも関わらず、一向に当てられなかったそうです。
最前列の真ん中に座って、ずっと手を挙げ続けた私と望月さんを絶対に当てないことを事前に決めていたとしか思えない会見で、失望し、憤りを覚えました。井ノ原氏は「ルールを守って」と私に言い、隣の芸能レポーターたちは拍手していました。しかし、厳しい質問をするであろう私と望月さんを絶対に当てない、という八百長のような不正なルールを容認するわけにはいきません。
参照:X
最初は司会者から当ててもらえるだろうと思い、黙っていたそうですが、司会者の最前列を当てない意思を徐々に感じ、途中から声を上げ始めたとのこと。
ジャニーズ事務所とコンサル会社の間に忖度があったのかもしれませんね。
ジャニーズ会見・記者NGリストはどこから流出した?
では、関係者しか知り得ない「NG記者リスト」はどこから流出したのでしょうか。
流出の原因は、今回の記者会見の運営を任されていたコンサルティング会社が会場に持参していたことだそうです。
参照:X
こちらの写真は、NHKが会見上で撮影して映像の一部なのですが、しっかりと「NG記者」と写っていますね。
持参するにしても、これだけ注目を浴びる会見で映像として残すような事態は引き起こしてはいけませんよね。
ジャニーズ会見・記者NGリスト作成したPR(コンサル)会社はどこ?
参照:PR TIMES
今回の 「記者NGリスト」を作成したコンサル(PR)会社は、KTIコンサルティング会社。
アメリカ・ワシントンに本社を構えるビジネスアドバイザリー会社で、『米国で最も優れた経営コンサルティング会社』のリストに7年連続選出(フォーブス)されるほど、世界有数の金融コンサルティング会社として有名なようです。
KTIコンサルティングについては、こちらの記事で詳しく説明しているので、ぜひ、読んでみてください。
記者NGリストの作成はPR業界で当たり前?
「NG記者リスト」報道ですが、実はPR業界では常識だそうです。
実は、PR業界において、企業の記者会見の出席を断るメディアや、指名しない記者をリストアップすることは”常識”とされる。
参照:ヤフーニュース
記者会見というのはある程度、展開を予想しながら、台本や想定のストーリーが作られるそうで、イレギュラーな事態が起こらないように、PR会社が台本通りに進めていくそうです。
NGリストを作成する最大の理由が、「予定していた台本・シナリオから離れた内容になることを避ける」ことだそうで、その恐れを引き起こす可能性がある人物はNGリストに設定するとのこと。
「NG記者リスト」の存在で、ジャニーズ事務所の世間からの印象は下がったように感じますが、リストを作成する意味がしっかりとあったのが筆者個人としては驚きでした。
まとめ
ここまで、ジャニーズ事務所・記者会見での「NG記者リスト」の真相について紹介してきました。
最後にこの記事のまとめをしていきましょう。
- NG記者リストの中には、望月衣塑子や鈴木エイトの名前が
- 流出の原因は、今回の記者会見の運営を任されていたコンサルティング会社が会場に持参していた
- 「記者NGリスト」を作成したコンサル(PR)会社は、KTIコンサルティング会社
最後まで読んでいただきありがとうございました。
コメント