2020年にMLBでサイ・ヤング賞を獲得するなど、日本球界に鳴り物入りでやってきたトレバー・バウアー投手(以後バウアー投手)。
現在(2023年8月)、10勝を挙げ、セリーグ2位の勝利数を記録しています。
そんなメジャーでも現役バリバリのバウアー投手の今年だけでなく、これまでの年俸について知りたくないですか。
本記事では、
- バウアー選手の今年の年俸とこれまでの年俸推移
- なぜ、日本の横浜DeNAベイスターズにやってきたのか
- 2024年度はどうなる?
について紹介して行きます。
トレバー・バウアーの年俸【2023年】
引用:東スポ
2023年のバウアー投手の年俸は、約34億円です。
もはやすごい桁ですね笑
年俸の内訳は、横浜DeNAベイスターズ1年契約で4億3500万円、ロサンゼルス・ドジャースから29億7200万円が支払われています。
なぜ、バウアー投手は横浜DeNAベイスターズ以外にMLBのロサンゼルス・ドジャースからも年俸をもらっているのでしょうか。
というのも、2021年にドジャースと3年総額147億9000万円の大型契約を結んでおり、本来であれば、2023年、つまり今年までドジャースの選手としてプレーしているはずでした。
ただ、2022年に女性に対する性的暴力を理由に324試合(2年間)の出場停止を科せられました。
その後、異議申し立ての調停を経て、194試合の出場停止に軽減され、2021年7月以降の制限を合わせて、今年からプレーできることになりました。
ただ、ドジャースは、バウアー投手を事実上の戦力外となる「DFA」の措置をとり、バウアー選手の年俸29億円を負担する代わりに、他球団に放出することを決めました。
[DFA]・・・選手を40人のロースター枠(登録枠)から外すこと
そのため、バウアー投手は、横浜DeNAベイスターズでプレーしながら、ドジャースから年収をもらっているのです。
ただ、ここで気になるのが、ドジャースが29億円の年収を負担しているなら、他のメジャー球団はなぜ、バウアー投手を獲得しなかったのかという点です。
29億円という年俸は、MLBの平均年俸:5億7500万円を大きく上回っており、各球団からすると、とても安くサイヤング投手を獲得できるチャンスになります。
では、なぜ、バウアー投手はメジャーの球団ではなく、横浜DeNAベイスターズにやってきたのか、見て行きましょう。
トレバー・バウアーはなぜ日本にやってきた?
引用:スポーティングニュース
バウアー投手がメジャーリーグの球団ではなく、横浜DeNAベイスターズを選んだ理由は、新しい場所で人間として自分を磨き、ピッチャーとしてだけでなく、人としても最高でありたいと決意したからだそうです。
自身のユーチューブにて、
「自分は間違いを犯したと認識しているし、それと共に生きていかなければならない。私のような立場の人間が決してしてはならない判断ミスや、愚かな選択をたくさんしてきました」
引用:Youtube
と語っており、バウアー投手が犯してしまった罪を反省していました。
だからこそ、日本という新しい土地で人間として自分を磨きたいと思い、横浜DeNAベイスターズへの入団を決めたといいます。
バウアー投手がしてしまったことは許されることではありません。
しかし、連日放送される野球の試合やニュースにてバウアー選手が本気で日本野球で結果を残そうと、チームを勝たせようとしている姿が見られますよね。
また、日本に来た理由は他にもあるらしく、
「5万5000人のファンの前で完売した東京ドームでプレーすることは、私の心を揺さぶりました」と応援スティックの音や、歌で盛り上げてくれたファンに感動したと明かし、「日本でプロ野球をやるということが私のリストに加わった瞬間でした」
引用:Youtube
と語っており、かねてより親日化として知られるバウアー投手にとって、日本でのもプレーは夢の一つだったのかもしれません。
2023年8月現在、リーグ2位の勝利数・奪三振を上げ、サイ・ヤング賞の実力を発揮しています。
来年度も日本でプレーされるかはわかりませんが、もし、プレーすることがあれば見たいですね。
トレバー・バウアーの年俸推移
引用:Full-Count
ドジャースと大型契約を結んだバウアー投手がつかんできた契約を見ていきたいと思います。
こちらがこれまでの年俸の推移です。
年度 | 年俸(日本円) |
2012 | 1億7千万円 |
2013 | 1億7千万円 |
2014 | 1億7千万円 |
2015 | 2億8千万円 |
2016 | 5億1千万円 |
2017 | 5億1千万円 |
2018 | 9億5千万円 |
2019 | 19億円 |
2020 | 9億4千万円 |
2021 | 45億8千万円 |
2022 | 4億6千万円 |
2023 | 34億円 |
※現在のレートで換算しています。
2020年にサイ・ヤング賞を獲得したこともあり、2021年の年俸が一気に跳ね上がっていますね。
残念ながら2022年は出場停止だっため、大幅に減俸しています。
それでも4億6千万円というのはすごいですね!
トレバー・バウアーの2023年の成績は?
引用:DAZN
今年のバウアー投手はMLBではなく、日本の横浜DeNAベイスターズでプレーしています。
2023年度のバウアー投手の成績を見てみましょう。
防御率 | 2.75 |
勝利数 | 10(リーグ2位) |
敗戦 | 4 |
奪三振 | 128(リーグ2位) |
登板数 | 18 |
完投 | 2 |
QS | 15 |
投球回数 | 127.2(リーグ6位) |
勝率 | .714(リーグ2位) |
奪三振率 | 9.02(リーグ3位) |
シーズン序盤の5月は防御率6点台と苦しみましたが、6月以降は日本の野球に慣れ、チームのエース格として活躍されています。
成績を見てみれば一目瞭然ですが、リーグ上位の記録を残しています。
6月に至っては、4戦全勝、防御率2.08、交流戦では中4日の登板で3勝を挙げ、チーム初の交流戦に大きく貢献。
その結果、6月の月間MVPにも選ばれました。
超一流の選手ともなると、しっかりと修正すべきポイントを把握し、改善してきますから、6月以降の活躍は頷けますね。
2024年以降トレバー・バウアーはどうする?
引用:Youtube
ここまで、バウアー投手のことについて紹介してきましたが、やはり気になるのが来年度以降の去就です。
今年、横浜DeNAベイスターズが支払っている年俸は約4億円の出来高です。
ただ、ドジャースからも約30億円の年収を得ているので、今後の年俸を考えれば、メジャー復帰が濃厚と考えられます。
ただ、メジャーリーグの多くの球団は、バウアー投手の獲得に対しては慎重です。
ピッチャーとしての能力は間違いありませんが、また、トラブルを起こすのではないかと懸念している球団も多く、日本でプレーする可能性もあります。
日本でプレーする場合は、確実にマネーゲームになるため、資金が豊富な巨人やソフトバンクなどが獲得に名乗りをあげるかもしれません。
現在はシーズン中なので、また、去就の話が出てきたら追記していこうと思います。
まとめ
ここまで、バウアー投手の年俸について紹介してきました。
最後に本記事のまとめをして行きましょう。
- 2023年のバウアー選手の年俸は、約34億円
- 新しい場所で人間として自分を磨くために日本にやってきた
- 6月の月間MVPにも選出
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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