スポーツクライミング日本代表でパリオリンピックに出場する森秋彩選手。
お名前の読み方は(もり あい)で、年齢は昨年9月17日の誕生日に20歳となり2024年1月に成人式も迎えました!
森秋彩選手の身長は154cmという小柄な体型で、いまだに中学生と間違えられる幼い童顔でかわいいと評判なのです。
東京オリンピックには出れない状況になりましたが、その五輪で銅メダルを獲得した野口啓代さんや楢崎智亜さんとは出身が同郷で親交も深いそうですよ!
そして尊敬する野口啓代さんとは、パリオリンピックに向けてある約束をしたのだとか。
また、森秋彩選手のお父さんは、筑波大学の先生をしている優秀な方です。
今回は、森秋彩選手の生い立ちや家族構成、野口啓代さんとの約束について紹介していきたいと思います。
- 森秋彩の野口啓代との約束とは?
- 森秋彩の生い立ちと家族構成(兄弟)
- 森秋彩は文武両道を目指す才女!
森秋彩と野口啓代との約束とは?
森秋彩選手は、パリオリンピックで野口啓代さんとある約束をしているそうです。
野口啓代さんは、同じ茨城県出身で、東京オリンピックでは銅メダルを獲得した憧れの先輩です。
森秋彩選手は、野口啓代さんとどんな約束をしたのでしょうか?
引用:CLIMBERS(2019年第3戦の中国・呉江大会でヤンヤ・ガンブレット選手、野口啓代選手とともに表彰台へ)
約束は完登してガッツポーズ
その約束の内容は、森秋彩選手がスポンサー契約を結ぶ住友商事の激励会で明らかになりました。
引用:CLIMBERS
課題を登り切ること。ボルダリングでは最終地点に置かれたTOPホールドを両手で触り、安定した姿勢を保つと完登となる。
(野口さん)「秋彩ちゃんにとっては今回のパリオリンピックが初めてのオリンピックですし、まだまだ本当に若い選手なので、まずはオリンピックっていう舞台を楽しんで、いい思い出にしてほしいなと思います。オリンピックで完登したらガッツポーズしてねって約束をしているんで、私は秋彩ちゃんがオリンピックでガッツポーズしている姿を生で見たいなと思っています」
引用:NHK
森秋彩選手と野口啓代さんは、地元が同じ茨城県南部ということもあり、日頃から交流があるそうです。
野口啓代さんにメンタル面の相談をすることもあるんだとか。
パリでメダルをとって一緒に写真を撮りたい
東京オリンピック後に撮影されたTAMY Climbing Channel(Youtube)での対談では、森秋彩選手がパリでメダルを獲って、一緒に写真を撮る約束もしています。
引用:Youtube(TAMY Climbing Channelより)
初めてオリンピックのメダルの実物を見た森秋彩選手は、自分もメダルを獲りたい気持ちになったと話しています。
野口啓代さんからは、パリオリンピックでメダルを獲って、一緒に写真を撮りたいとリクエストがありました。
森秋彩選手の目指すメダルの色はもちろん”金色”だそうです。
野口啓代は同じ出身の茨城の先輩
森秋彩選手にとって、野口啓代さんは同じ茨城県出身のスポーツクライミングの選手です。
そのため、日頃から交流があるそうですよ!
森秋彩選手と、野口啓代さんの旦那さん楢崎智亜選手とともに受けたインタビューでは、森選手が料理を振る舞ったことをお話ししていました。
お二人とも県南地域にお住まいですし、交流もあるんですね。
楢崎選手
前に秋彩さんに料理をふるまってもらったんですよ。角煮とかカボチャのコロッケとか、結構手間のかかるメニューを作ってくれましたね。森選手
引用:Spoiba 茨城県スポーツ情報ポータルサイト
冷蔵庫にあるもので何が作れるかな?と想像することが楽しいんです。リフレッシュになりますしね。
パリオリンピックが初出場になる森秋彩選手ですが、身近にオリンピック経験者がいるのは心強いですね!
森秋彩の父は大学准教授!森秋彩の家族構成は?
引用:CLIMBERS
ここからは、森秋彩選手のご家族について紹介していきたいと思います。
森秋彩選手は、両親と弟の4人家族です。
お父さんは大学の准教授で宇宙の研究をしていて、あの有名な雑誌の記事にも関わっています!
父・森正夫は宇宙学者
引用:Facebook(父・森正夫さん)
森秋彩選手のお父さんは森正夫(もりまさお)さんと言って、1966年6月23日生まれの現在58歳です。
森正夫さんは、筑波大学で准教授をしていて、研究分野は、天文学や宇宙科学なのです!
みなさんが一度は目にしたことのある雑誌にも関わっているそうですよ!
引用:Facebook
科学雑誌といったら、『Newton(ニュートン)』ですよね!
科学に興味のない人でも、一度は目にしたことがある雑誌ではないでしょうか?
母は一般人
森秋彩選手のお母さんは、一般の方で名前や職業はわかりませんでした。
森選手の海外遠征にも帯同したり、練習にも付き添いをしているようなので、定職にはついておらず森選手のサポートをしているようですね。
また、森選手の趣味は料理することで、練習後にお母さんと一緒に夕飯作りをしていたりと、仲の良さが伝わってきますね!
弟は1人で6歳下
引用:Facebook(森正夫さんのFacebookより)
森秋彩選手には6歳下の弟がいます。
森選手が2003年生まれなので、2009年生まれで今年15歳、中学3年生ですね。
弟も土日は遊びに行きたいと思うんですけど、私のことを優先してジムとかについてきてくれるので、すごく感謝しています
引用:CLIMBERS
森秋彩選手の弟もクライミングをやっているかどうかはわかりませんが、一緒に練習に行っているようなので、多少はやってそうですね。
それでも、大会での成績を探しても出てないことや、”土日は遊びに行きたい”という表現から、競技レベルではやっていないと思われます。
クレヨンしんちゃんの映画を一緒に見に行ったり、一緒にスケボーをやったりと仲の良い兄弟なのがわかります。
スポッチャに弟と2人でよく行くそうですよ!
森秋彩の生い立ちやクライミングとの出会いは?
引用:牛乳石鹸公式 X
小学校低学年からさまざまなキッズコンペ(大会)に出場してきた森秋彩選手。
世界大会に出場したのは、小学3年生の時というのが、すごいですよね!
最初にクライミングにハマったのは、お父さんだったそうですが、いつのまにか立場が逆転したのだとか。
2003年生まれで、現在20歳の森秋彩選手は、実は生まれは神奈川県川崎市。
お父さんの仕事の関係で、茨城県つくば市に引っ越し、そこで幼少期を過ごしました。
森秋彩選手の気になる生い立ちも紹介していきたいと思います。
運動はあまり得意ではない?
森秋彩選手は小学生・中学生の頃から、クライミング大会で結果残していることから、運動神経がとてもよいと思われがちですが、本人の感覚は少し違うようです。
子ども時代はどんなお子さんでしたか。
運動はあまり得意ではありませんでした。ただ、負けず嫌いだったので、運動会では順位は関係なく常に全力を出し切ることを自分の課題にして臨んでいました。木登りは好きでしたが、高いところに登るのは危険なので、父にクライミングジムに連れていってもらったことがきっかけで今に至ります。
引用:住友商事
運動とひとくくりにするとわかりづらいですが、球技が苦手だったり、走るのが遅かったりと、得手不得手を感じるのは人それぞれですね。
それでも、木登りが好きなことや、クライミングを始めてすぐ好きになっていることから、運動音痴というわけではなさそうです。
きっと、握力や体幹、身体の使い方はしっかりしたのだと思います。
クライミングとの出会いは父がきっかけ
森秋彩選手は小学1年生の時にクライミングと出会っています。
もともと木登りが好きだった森選手ですが、安全に楽しめることから、ハマったのだとか。
今年9月で16歳になった森選手ですが、クライミングを始めたのはおよそ10年前、小学1年生の時と伺いました。
「自宅近くに新しくできたショッピングモールに家族で行ったら、たまたまクライミングジムがあったんです。お父さんと体験したら楽しかったので、そこからハマりました」
引用:CLIMBERS
一緒に始めたお父さんもクライミングにハマったそうですが、実力は森選手がすぐに追い抜いたそうです。
親子で同じ競技にのめり込めるのはいいですね!
現在でもお父さんが練習の付き添いをしてくれるそうです。
引用:Akimama(森秋彩選手と練習を見守る父・正夫さん)
当初クライミングにハマったのは父親の正夫さん。しかし正夫さんがクライミングジムに出かけるたびに秋彩さんも「行きたい」とねだるようになり、いつの間にか立場は逆転。クライミングに行きたい娘に父が付き添ってあげるというかたちになっていった。
引用:Akimama
父・正夫さんがジムまで運転してくれて、ビレイもしてくれるそうです。
一度登り始めると夢中になってしまい、お父さんに「帰るぞ」と言われるまで、ひたすら登っているそうです。
ビレイとは、ロープを使ってクライマーの安全確保をすることです。
森秋彩は文武両道の大学生!
高校卒業後にプロになるクライマーが多い中、森秋彩選手は2022年に筑波大学に進学をしました。
大学進学を選んだ理由には、クライミングへの向き合い方や引退後のことも考えてのことなのだそうです。
「プロになることも選択肢の1つだったけど、それを職業にしてしまうとクライミング自体を楽しめなくなってしまうのでは、という不安を感じたし、選手生活が終わってからの人生のほうが長いと思うから、その後のことも考えると経験や知識が豊富なほうが役に立つかなって。(地元の大学のため)今の環境を変えずに、大学に通いながら練習できるのもいいなと思いました」
引用:CLIMBERS(2022年)
森秋彩選手の強さの秘訣は、楽しいから登るという点です。
他の人から見たら、練習熱心やストイックと思われがちなのだそうですが、森選手自身は楽しいからやっているという感覚なのだそうです。
プロになって競技だけに集中するよりも、安定してクライミングと向き合えるのかもしれませんね。
引用:CLIMBERS
森秋彩選手は大学では、体育スポーツ哲学を学んでいて、教職も学んでいるそうです。
「研究室は体育スポーツ哲学を選びました。教職を取っているのでまだ他の分野もたくさん学ぶんですけど、その中でも去年一番印象に残った哲学と倫理学を自分の経験と絡めて卒論にしたいと思いました」
引用:CLIMBERS
大学入学前には「将来のための勉強もしっかりしつつ、クライマーとしての成績も残してどちらも頑張っていきたいです」と語っていた森秋彩選手ですが、現在もしっかり両立しているようです。
「やっぱり練習時間は短くなっちゃうし、授業の時間以外にも課題やレポートだったりテストがあったりして大変です。でも何だかんだどちらも充実して楽しくできているので、大学進学という選択は間違っていなかったと思っています。どちらも中途半端になるのが一番嫌なので、引き続き頑張っていきたいです」
引用:CLIMBERS
クライミング競技にだけ集中するのではなく、視野を広げて取り組んでいくのが、森秋彩スタイルなのかもしれませんね。
練習環境を求めて、大学進学をするアスリートもいますが、勉強や研究にもしっかり取り組んで両立する人はあまり多くはありません。
森秋彩のスポンサーとの関係と名言
文武両道を目指す森秋彩選手ですが、スポンサー契約を結んでいる住友商事との激励会での発言が話題になっています。
引用:住友商事
「一番苦しい時は?」という質問に、「生理的には登り込んでいる時が苦しいけど、限界まで追い込むことを含めてクライミングが好き。苦しいことが楽しい」と答え、住友商事の職員の心をつかみます。
その後も、秀逸なコメントを連発し、会場からは大きな拍手が湧き起こったそうです。
「一番幸せだと感じた時は?」という問いに「大会で1位になるのはすごくうれしいけど、(時間が経てば)冷めてしまう。それよりも『秋彩ちゃんの登りを見てクライミングを始めて、日々が楽しいです』って言われたりして、そうやって私の登りで誰かの人生を動かすことができたと実感できた瞬間が優勝した時よりもうれしい」
引用:CLIMBERS
20歳になった現在もいまだに中学生に間違えられることもある森秋彩選手ですが、物事の捉え方や発言からは驚かされることがいっぱいですね!
森秋彩選手とは2023年からスポンサー契約している住友商事ですが、”困難な壁に立ち向かう”という部分でスポーツクライミングと親和性を感じているようです。
住友商事は2018年よりゴールドスポンサーとして、公益社団法人日本山岳・スポーツクライミング協会 (JMSCA)に協賛しています。困難な壁に立ち向かうスポーツクライミングは、さまざまな社会課題に立ち向かいながら豊かな社会に貢献したいという当社の企業理念にも通じます。2023年からは森秋彩選手とスポンサー契約を結んで応援しています。
引用:住友商事
森秋彩選手の言葉は多くの商社マンに響いたみたいですね。
森秋彩が東京オリンピックに出れない事になった理由は?
パリオリンピックでの活躍が期待される森秋彩選手ですが、実は東京オリンピックでは、一度は出場内定が決まったにも関わらず、出場できませんでした。
東京五輪では、1度は国内の選考基準を満たして代表に内定したが、国際連盟の選考方法との食い違いが生じ、スポーツ仲裁裁判所(CAS)の裁定の結果、代表落ちとなった。
引用:日刊スポーツ
当時、日本代表女子からは2名が東京五輪に出場できる資格を持っていました。
事前に日本山岳・スポーツクライミング協会(JMSCA)と国際スポーツクライミング連盟(IFSC)が、代表権について同意していたそうですが、IFSC側が急に代表選手を決定し通告したそうです。
「(野口)啓代さんがいて、(野中)生萌さんと(伊藤)ふたばちゃんが抜きん出ていた感覚だったので、3人の中の2人が出るんだろうなと思っていました。だからプレッシャーとか、そういうのはなかったです。ただ、オリンピック予選でフランスまで行ったのにそれが無効になって、何のために行ったのかなと思ったし、ちょっとモヤモヤしたんですけど、自分がもっと世界選手権でいいパフォーマンスをしていれば巻き込まれなかったから、ネガティブな思考に陥るというのは違うかなと思いました」
引用:THE ANSWER
森秋彩選手自体、東京オリンピックを目指して準備してきたわけではなかったそうです。
直前に世界選手権に出場するようになり、突如代表選考に名乗りをあげた形でした。
IFSCの独断とも言える決定で、東京オリンピックには出場できませんでしたが、しっかり切り替えられるメンタルの持ち方も森秋彩選手の強さの要素のひとつですね。
森秋彩は文武両道の大学生で生い立ちや家族構成も!【まとめ】
今回は、スポーツクライミング・パリオリンピック代表の森秋彩選手について調査してきました。
身長154cmとスポーツクライミングの選手としても小柄な森選手ですが、競技や人生に対する向き合い方などは、すごく感心させられますね。
パリオリンピックでも大好きなクライミングをぜひ楽しんでもらいたいですね!
最後にまとめです。
- 野口啓代との約束は完登してガッツポーズすることとメダルを獲って一緒に写真を撮ること
- 父・森正夫は筑波大学の准教授で宇宙の専門家
- 森秋彩は筑波大学に進学し、文武両道を目指している
最後までお付き合いいただき、まことにありがとうございました。
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