アーロン・ジャッジが養子なのはなぜ?生い立ちと野球キャリアについて

アーロン・ジャッジが養子なのはなぜ?生い立ちと野球キャリアについて

メジャーリーグで大谷翔平選手の最大のライバルであるニューヨーク・ヤンキースのキャプテン、アーロン・ジャッジ選手。

ヤンキースの主砲・キャプテンとして、チームをワールドシリーズに導きました。

大谷選手とは、これまでMVPやホームラン王で争ってきましたが、今年のワールドシリーズでは世界一をかけて熱戦を繰り広げました。

ジャッジ選手は、野球の活躍だけでなく、その人柄でもファンを魅了しています。

薬物とは無縁で、ファンサービスも神対応、世界中のファンや関係者を虜にしています。

そのアーロン・ジャッジ選手ですが、両親とは血の繋がりのない養子ということは有名です。

しかし、ジャッジ選手はこのことをネガティブには捉えていません。

ジャッジ選手の人柄の良さは、両親の影響が大きいようです。

ジャッジ選手がどのような環境で育ってきたのか、気になりますよね?

今回は、アーロン・ジャッジ選手の家族や生い立ちについて調査していきたいと思います。

  • アーロン・ジャッジが養子なのはなぜ?いつから?
  • アーロン・ジャッジの幼少期からの生い立ち!育ての親ってどんな人
  • アーロン・ジャッジの野球選手としてのキャリア
目次

アーロン・ジャッジが養子なのはなぜ?いつから?

アーロン・ジャッジ選手は、養子のため両親とは血がつながっていないのは、有名なエピソードです。

父・ウェインさんと母・パティさんはともに教師で、ジャッジ選手は真面目で優しい人柄に育てられました。

ジャッジ選手は生後2日目には、パティとウェイン・ジャッジ夫妻に迎え入れられたそうです。

まずは、ジャッジ選手が養子になった背景や実の両親について調査していきたいと思います。

アーロン・ジャッジ
引用:Full-Count(左から父・ウェインさん、ジャッジ選手、妻サマンサ・ブラックシーエックさん、母・パティさん)

養子になった理由と背景

ジャッジ選手は、生まれてすぐ養子に出されたそうです。

パティさんとウェインさんがジャッジと出会ったのは、生後わずか2日目だったそうです。

生まれてすぐに会っていることから、事前に養子として迎え入れる準備は整っていたのかもしれませんね。

というのも、アメリカは州によって制度に違いがあるようですが、養子縁組の制度が整っているのだそうです。

ジャッジ選手の出身のカリフォルニア州では、次のような制度になっているようです。

カリフォルニアに関しては、迎える側の自宅に子どもが来る時に、行政からの許可を得ます。産みの親から「子どもを盗まれた」と言われたら、迎えた側の「親」は犯罪者になってしまうので、行政の許可をもらってうちにいるという、仮判定のような状態で1年ほど過ごします。

それで、産みの親の親権も放棄されているし、迎える側の家庭環境も申し分ないとなって初めて、家庭裁判所で書類に判子が押され、正式に自分たちの子どもとなります。

引用:UMU

アメリカは、”養子大国”と呼ばれているそうで、養子縁組のマッチングも整っているようですね。

なぜジャッジ選手が養子として、パティ夫婦の家庭に迎え入れられたのかはわかっていませんが、生まれてすぐに出会っていることから、州の制度を利用していた可能性が高いですね。

養子だとわかったのは?

ではなぜジャッジ選手が、自分が養子であることがわかったのでしょうか?

ジャッジ選手は10歳くらいの時に、自分と両親が似てないことに気がついて、両親に聞いたそうです。

「ミシュランタイヤの赤ちゃんみたいだ」と冗談を言われたこともあるほど体の大きな赤ん坊だったジャッジ。すくすく育った彼は10歳くらいの頃、両親と自分が全く似ていないことを不思議に感じるようになったという。しかし両親から養子であることを聞かされても、家族の絆は変わらなかった。

引用:NEWSポストセブン
ジャッジ

「両親は僕の質問にすべて答えてくれた。それだけで満足だった。この2人だけが、僕の知っている唯一の”両親”だったんだから」

当時10歳だったジャッジ選手にとっては、両親が産みの親かどうかは大きな問題ではなかったようですね。

ジャッジは、MLB公式サイトのインタビューで、「両親が僕が養子だと告げたことについて、『わかった、それでいい』と思った。母は僕の母であることは変わらず、僕が知る唯一の母。父も僕の父であることは変わらず、僕が知る唯一の父だ」と当時の心境を語っている。

引用:NEWSポストセブン
母・パティさんとの抱擁
引用:THE DIGEST(母・パティさんが観戦した試合で62号ホームランを放ったジャッジ選手)

アーロン・ジャッジの実の両親について!分かっていることは?

アーロン・ジャッジの実の両親についても気になるところです。

しかし、アーロン・ジャッジ選手の実の両親については、まったく情報がありません。

というのも、まずジャッジ選手自身が、産みの親について知りたいと思っていないからです。

ジャッジ

両親の大きな愛の中で育ってきたため、これまで1度たりとも産みの親を知りたいと思ったことはない

もしかしたら、ジャッジ選手の育ての両親は、実の両親のことを知っているかもしれません。

しかし、ジャッジ選手自身が知りたいと思っていないので、知っていても公開することはないかもしれませんね。

アーロン・ジャッジの幼少期からの生い立ち!育ての親ってどんな人

それでは、アローン・ジャッジ選手の両親はどんな方なのでしょうか?

父・ウェインさんと母・パティさんは、現在は引退されていますが、ふたりとも教師でした。

両親が教師だったため、ジャッジ選手への教育も厳しかったそうですが、ジャッジ選手は二人の教育に感謝しています。

また、ジャッジ選手には、兄が一人居ますが、兄も教師になったそうです。

ここからは、ジャッジ選手の家族や生い立ちについて調査していきたいと思います。

アーロン・ジャッジ
引用:日刊スポーツ

両親は体育教師

ジャッジ選手の両親、パティさんとウェインさんはともに体育の先生だったそうです。

両親はもう引退したけど、ぼくが子どもの頃は二人とも体育の先生だった。彼らはぼくに礼儀正しく振る舞うことや、他者を敬うことを口すっぱく教えてくれた。そして自分は彼らが教え子たちと触れ合う姿を見て、そうしたことを学んでいったんだ。

引用:The Players’ Tribune Japan

教師の両親は、ジャッジ選手への教育も厳しかったそうです。

学校から帰宅したら、まず宿題を終わらせることを優先させたそうです。

ジャッジ選手に野球を教えたのは、父・ウェインさんでした。

学校では生徒に体育を教え、帰宅後はジャッジ選手とキャッチボールをしていたそうです。

彼の野球を教えたのは父のウェインで、仕事を終えて家に帰った後、疲れているのもかまわず、毎日のようにキャッチボールをした。

引用:THE DIGEST

また、ジャッジ選手の両親はカトリック教徒で、ジャッジ選手もその影響でカトリック教徒です。

ジャッジが自身のツイッターアカウントに聖書の言葉を掲げているのも、やはり敬虔なカトリック教徒でもある両親の影響だ。「父さん、母さんと繋がっていないのは血だけ。心はいつも一緒さ」と語るほど、絆は強い。

引用:THE DIGEST
引用:Daily Mail Online

兄弟は?

ジャッジ選手には、兄が1人居て、ジョンさんといい、1986年生まれの今年38歳です。

ジョンさんも養子として、パティ夫婦に迎え入れられました。

He has an older brother, John, who has also become a teacher. 

引用:MLB.com

ジョンさんは韓国で英語の教師をしているそうです。

ジャッジ選手とジョンさんが一緒に写っている写真がほとんどないのは、韓国に住んでいるからかもしれませんね。

ジョンさんはアジア系の血筋なのだそうです。

韓国で教師をしていることのは、血筋も関係しているかもしれませんね。

教育方針が素晴らしい!

アーロン・ジャッジ選手は、両親がいなければ、ヤンキースには入れなかったと話しています。

教育熱心で厳しい両親でしたが、ジャッジ選手はとても感謝しているようですね。

ジャッジ

両親がいなければ、僕はヤンキースの一員にはなれなかっただろう

2022年には、当時のアメリカンリーグシーズン記録に並ぶ61HRを放った試合のインタビューで、観戦に訪れていた母親に感謝のコメントを残しています。

「母がいなかったら、僕はニューヨーク・ヤンキースに入れなかったと思う。子どもの頃に母が僕に与えてくれた善悪の区別、人への接し方など、そういったこと全てが母のおかげで、今の僕がある」
 もちろん、父親のことも深く尊敬しており、過去に「父はいつも私のヒーローで、どんなとき尊敬している人」と話していた。

引用:NEWSポストセブン
引用:ALLRISE FOUNDATION(定期的に子供たちと野球教室で交流している)

「10代のジャッジは、両親の期待に応え、バスケットボールのチームに所属する一方で、週末はボランティア活動に費やしたといいます。両親の教えにいやいや従ったわけでなく、“とても楽しくて良い経験だ”と前向きにボランティアに取り組んでいたそうです」

引用:NEWSポストセブン

ジャッジ選手は学生時代、野球だけではなくバスケットボールのチームにも所属していました。

アメリカでは、学生時代にひとつのスポーツだけやるのではなく、複数の競技をするのが当たり前です。

また週末はボランティア活動にも積極的に参加していたそうです。

そういったジャッジ選手の活動は、MBLからも評価されていて、『ロベルト・クレメンテ賞』も受賞しています。

彼は2018年にアーロン・ジャッジ・オール・ライズ財団を設立し、母親を事務局長に任命しました。財団では、子供向けのキャンプやプログラムなどを企画しているほか、地域に密着した団体に小規模な助成金プログラムを提供しています。

そういった活動が評価されて、昨年、『ロベルト・クレメンテ賞』を受賞しました。これは慈善活動に励むメジャーリーガーを評価するための賞で、『MVPより価値ある賞』という声もあります

引用:NEWSポストセブン

アーロン・ジャッジの家族への感謝と家族愛

ジャッジ選手は、『ニューヨーク・ポスト』のインタビューで、両親との出会いについて、こうコメントしています。

ジャッジ

神様が僕たちを引き合わせてくれたような気がする

ジャッジ選手は両親とは血の繋がりがありませんが、まさに真の家族です。

また、ジャッジさんは、2021年にサマンサ・ブラックシーエックさんと結婚しています。

アーロン・ジャッジと妻のサマンサ・ブラックシーエック
引用:25ans

お二人は高校時代からお付き合いされていたそうです。

ジャッジ選手はプレッシャーやストレスの多いシーズン中もサマンサさんのおかげで落ち着いていられると感謝を述べています。

ジャッジ

妻はずっと僕と一緒にいたから、キュウリぐらい落ち着いているんだ。それは確かだね

アーロン・ジャッジの野球選手としてのキャリア

アーロン・ジャッジ選手は、ニューヨーク・ヤンキースの主砲として活躍しています。

2023年シーズンからは、ヤンキースのキャプテンとしても活躍しています。

2024年シーズンも本塁打58本の大活躍で、チームをワールドシリーズに導きました。

ジャッジ選手がヤンキースに加入したのは、ある日本人投手との関係もあったそうです。

また、ジャッジ選手が強打者へと成長した陰には、ゴジラ松井の影響もあったと噂です。

アーロン・ジャッジ選手のヤンキース加入の経緯や松井秀喜さんとの関係についても調査していきたいと思います。

アーロン・ジャッジ
引用:SPREAD

ヤンキースに入団する経緯と活躍

アーロン・ジャッジ選手は、2013年のドラフト1巡目32位でヤンキースに入団しました。

実はこのドラフト指名権は、日本人投手としてヤンキースにも所属した伊良部秀輝さんも関係してるそうなんです!

伊良部秀輝
引用:時事通信(伊良部さんは1997〜1999年にヤンキースに所属した)

1997年に伊良部さんがヤンキースに移籍しましたが、なかなか思うような結果が出せず、1999年にトレードでエクスポズに放出されます。

代わりに獲得した選手がジェイク・ウエストブルック選手でした。

ウエストブルック選手は翌年トレードで放出されるのですが、代わりに入団した選手は、次々トレードされ、2008年のニック・スウィッシャー選手の獲得につながります。

伊良部選手から始まったトレードですが、その後6度のトレード、約10年を経て、スウィッシャー選手に変わったわけです。

スウィッシャー選手は、2012年にフリーエージェントになり、ヤンキースとの契約を拒否しました。

その時にヤンキースが得たのが、2013年の32位のドラフト指名権(補償指名権)でした。

ヤンキースはこの指名権でジャッジ選手をドラフトしました。

伊良部さんのトレードから時を経て得たドラフト権が、ジャッジ選手へと繋がっているなんて、すごいですね!

ジャッジ選手は入団後は下部リーグで経験を積んだのち、2016年にメジャーデビューします。

翌年2017シーズンには、新人のMLB記録を塗り替える52本塁打で本塁打王と新人王を獲得しました。

アーロン・ジャッジの活躍は松井秀喜のおかげ?

2017年に新人王を獲得し、いまやメジャーリーグNo.1のスラッガーとして活躍するアーロン・ジャッジ選手ですが、その活躍は、松井秀喜さんのおかげという噂がありますが、本当なのでしょうか?

実はジャッジ選手は、下部リーグ時代に松井さんの指導を受けているのです。

引用:週刊文春(左・ヤンキースの若手選手の指導をする松井秀喜さん)

規格外のパワーで周囲を驚かせてきたジャッジだが、バッターとして覚醒したのは、ヤンキースで活躍し、現在はGM特別アドバイザー、“ゴジラ”の愛称で親しまれる松井秀喜氏の影響が大きい。

プロ2年目の2015年から3年間、ジャッジはマイナー時代に松井氏の指導を受けている

引用:TBS

松井さんは、ヤンキースなどメジャー4球団で活躍したのちに、ヤンキースのGM特別アドバイザーに就任しました。

その仕事の一環として、下部組織の若手選手の指導もしていたそうです。

ジャッジ選手は、松井さんからのアドバイスを携帯のメモに今でも残しているそうです。

「(松井氏から)多くのアドバイスを聞きました。まだ携帯電話にはメモを残しているよ。特に軸足を意識しろと言われました。頭と腰とヒザ、全てが一直線に並んだ方がいいと」。

メジャーリーグで10年間プレー(日米通算507本塁打)し、2009年には日本人初のワールドシリーズMVPを獲得したレジェンドのアドバイスを、30歳になった今でも大事にしているという。ジャッジは松井氏の金言もあってか、メジャー2年目に52本塁打を放ち、初の本塁打王を獲得している。

引用:TBS

「ヒデキに教えてもらったのは野球は失敗のスポーツだと(いうこと)。その日、4安打だろうが、ノーヒットであろうが、打席に立つときはチームの勝利を優先することが一番大切だよってね」。

引用:TBS

憧れの選手はタカ・タナカ?

また、アーロン・ジャッジ選手にとって憧れの日本人がもうひとり居るようです。

お笑い芸人のとんねるずの石橋貴明さんです。

引用:threads

石橋さんは、1994年に公開された映画『メジャーリーグ2』と1998年の『メジャーリーグ3』にタカ・タナカ役で出演しています。

メジャーリーグ2に出演した石橋貴明
引用:ネット画像検索(メジャーリーグ2より)

映画『メジャーリーグ』は、全米でヒットした野球映画で、多くのメジャーリーガーも見ているそうです。

そのため、メジャーリーガーで石橋さんのファンの選手は多くいるみたいですね。

アーロン・ジャッジが養子なのはなぜ?生い立ちと野球キャリアについて【まとめ】

今回は、ニューヨーク・ヤンキースのキャプテンとして活躍しているアーロン・ジャッジ選手について調査してきました。

それでは今回の記事のまとめです。

  • アーロン・ジャッジ選手は、生後2日目にパティ夫婦家族に養子として迎え入れられた
  • ジャッジ選手は両親に厳しく育てられたが、そのおかげでヤンキースに入団できたと感謝している
  • ジャッジ選手の本当の両親については、なにもわかっていない

最後までお付き合いいただき、まことにありがとうございました。

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